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日蓮聖人とは

 

日蓮聖人は、鎌倉時代中期に活躍した僧で、今日の日蓮宗の開祖にあたる人物です。貞応元年(1222)、安房(現、千葉県)に生まれた日蓮聖人は、鎌倉・京都などで修行を積み、建長5年(1253)、故郷に帰って、法華経信仰の布教を始めます。その布教の姿勢が、純粋に釈尊の教えを求めようとするものであったため、他の宗派との間に軋轢を生じました。また『立正安国論』に代表されるような幕政批判を行ったことで、鎌倉幕府から激しい弾圧を受けました。しかし、日蓮聖人は不屈の精神でこれを乗り切り、自らの主張を貫き通しました。弘安5年(1282)、日蓮聖人は61歳の波乱に満ちた生涯を終えますが、その信仰は弟子たちによって広く弘められ、今日の隆盛をみます。

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